好きなことを仕事にするなら
ゴールデンウィークですねー。
連休初日にキャンプに行ったら雨が降りました...。新品のテントびしょ濡れ...。
さて「好きなことを仕事にするなら」について。
本学は造形を学ぶ大学なので、入学してきたみなさんは「絵を描くことが好き」とか「何か作るのが好き」という人たちがほとんどだと思います。
入学して学んでいくなかで、自分の好きなことだけでなく、誰かのためにどうつくるかを学んでいきますが、その中で違和感を感じる人もいるのではないかと思います。「自分の好きなものをつくりたいのに、何か違うな」と。
大学で学んでいるうちは「何か違うな」でまだすみますが、これが仕事になると自分の好きなものと、仕事とのギャップに直面することになります。顧客が求めるものと自分が良いと思えるデザインが必ずしも一致しないというギャップです。
そのギャップをうまく乗り越える人とギャップにたえられなくなる人がいます。
デザイナーなどの専門職を目指すみなさんはもう一度考えてみよう。誰かのためにものづくりができるかどうかを。
専門職を目指すなら「誰かのために」デザインを仕事にする覚悟を決めよう。
逆にあえて好きなことを仕事にしないという選択肢もある。好きなことは好きなこと、仕事は仕事と割り切ることも間違いじゃない。今まで学んだことはどんな分野でもいかせる。
悩んでいる人はとにかくポートフォリオをつくってください。自分が目指す分野の作品を自主制作してみてください。
自分のやってきたことを振り返ることと自主制作を通して、好きなことを仕事にする気持ちがあるのかどうかがきっとわかります。
(KT)