第1回国際案山子コンクール

先日、棚田に案山子を立てて新しい景観をつくるプロジェクトが本学学生によって行われました。

学生は個人またはグループで案山子を作り、地域住民の前でプレゼンテーションを行い、住民投票により上位5位に豪華賞品が授与されました。

案山子はかわいいもの、パーツがパズルのように美しいもの、アイディアが面白いものとそれぞれ趣向を凝らしたものばかり。
その中で、見事、1位に輝いたのは…

形はかなりトラディッショナルな案山子でしたが、そのプレゼンテーションが他と違っていました。

「この地域の伝承であるあぶら小僧をモチーフに、<中略>、地区の豊作を祈って制作しました。」

他の案山子のプレゼンが案山子の説明だったことに対し、「設置する地域、田んぼの持ち主である地区住民のことを考えています」というアピールが住民のこころを鷲掴みにしたのです。

面接での自己PRも同じかもしれません。
「案山子」じゃない「私は…」から始まるPRに「御社のこんなところで役立てる」といった一言を加えることで企業側の反応は全く違ってくるのではないでしょうか。

ところで、案山子は全てが棚田に設置され、風景をさらに美しく変えてくれました。
案山子の実物を見たい方は、場所をお教えしますので就職進路開発センターまでおいでください。

(YT)

追記:6月15日に写真を追加しました。