学んだことは専門職でしかいかせないのか? いいえそんなことはありません!

長いタイトルすみません...。


「デザインやアートを学んだのだからそれを仕事にするのが当然」と思い込んでいる、または決めつけているひとが意外と多いのではないかなと思います。

あとは「デザインやアート以外に自分ができることがない」と思い込んでいる人も。

でもみなさんはデザインやアートの技術だけを大学で学んでいるわけではありませんよね。

技術の前に、みなさんが学んでいるのは「誰かのために何かをつくる」というこころです。
「誰かのために」というこころがあってはじめてデザインやアートの技術が本当の意味で身についてきます。

授業を振り返ってみてください。先生は常に使う人、見る人からどう評価されるのかを意識するように教えてきたはずです。決して自己満足なものづくりを教えてはいないはずです。誰かのためにというこころが身についているはずです。

誰かのためにというこころは、確かにデザインやアートに関する仕事で最大限の力を発揮することでしょう。
でもすべての仕事では常に「誰かのために」というこころが求められます。ユーザーのため、一緒に働く仲間のため、社会のため…。みなさんが学んだことはどんな仕事にでも通用するものということを忘れないでください。


デザインやアートの仕事はもちろん、みんなが学んだことはどんな仕事でもいかせる!
デザインやアート以外の仕事を選ぶことも決して間違いじゃない!


最後に。
長岡造形大学は「造形を通して真の豊かさを探求し、これを社会に還元できる人材を養成する」ことを建学の理念に掲げています。


卒業生やみなさんが学んだこころがこれからの社会をきっと、もっと豊かにします。

(KT)