ポートフォリオについて

今日はポートフォリオのことを少し書こうと思います。


そもそもなぜポートフォリオをつくるのか。

それは就職とか進学などの目的があって、そのために自分がやってきたことや、何ができるか、何をやりたいのかを「誰かに」見せるためですよね。

ということはポートフォリオを制作する際に重要なのは「見る人を意識して制作する」ということですよね。


今まで卒業生のポートフォリオをいくつか見てきましたが意外とそこが難しいようです。

例えば細かいところでいえば「氏名」。表紙に氏名がない(大学名や所属学科なども)、表紙をめくらないと氏名が出てこないなど、ポートフォリオを受け取る側からすると誰のものかわかりません。持参するならまだしも、郵送などで提出する際は特に誰のものかわかるようにすべきだと思います(ただし、企業によっては無記名での提出を課す場合もあるので求人票などをよく確認すること)。
氏名を入れるのなんて当たり前と思うかもしれませんが、意外とこれがぬけてるんですよねー。


中身に関して言えば、ページ数が多ければインデックスを最初に入れる、ジャンルごとにまとめるなど、見る側を意識したポートフォリオづくりが大切です。
そしてもっと大事なのが受ける企業などに合わせた作品がちゃんと入っているか、ということ。
家電メーカーを受けるなら、しっかり家電に関する作品が入っているか、広告業界を受けるなら、しっかり広告に関する作品が入っているかということです。

ポートフォリオの中身は授業課題が多くなると思います。自分が受ける企業に適した授業課題がなければぜひ自主制作をして作品数を増やしてください。


そしてぜひポートフォリオは先生や友達などに見せてください。その時に「誰に見せるつもりか」を伝えたうえで見てもらうこと。

3年生はなるべく早くポートフォリオをつくるよう心掛けてください。ポートフォリオづくりは今までの自分を振り返り、自分の今の力を確認できる機会でもあります。ポートフォリオを客観的にみて、何ができていて、何が足りないかを確認してください。


「見る人(企業)を意識したポートフォリオ」ができれば大きな武器になります。がんばりましょう。


(KT)